葉月流二代目家元の葉月雛丸です。
神奈川県伊勢原市で日本舞踊と総合行儀作法のお稽古場を開いています。
2024年を迎えました。みなさんは2023年の最後をどのように過ごし、どのように新年を迎えられましたか。
葉月流では、門下生のみなさんと一緒に年越しの準備をして、年が明ければ、総出で新年のあいさつを行います。伝統芸能である日本舞踊の流派らしく、舞初めを行い、宗家からお抹茶のふるまいもあります。厳粛な雰囲気で新年のあいさつを行い、お茶を飲みながら和やかに1年のことを語り合う交流の場でもあります。
葉月流の人気行事No.1?稽古場の大掃除で年越し準備
新年を迎える準備は年末から始まります。1年間お世話になったお稽古場をみんなで掃除します。実は、この大掃除、なぜかお弟子さんたちから「葉月流の1年の行事の中で一番好き!」と言われています。
窓を拭き、掃除機をかけ、一年のほこりを払います。特に舞台は念入りに拭き掃除を行います。子どもたちにも活躍してもらいます。
ケーキとプレゼント交換!
この日は大掃除に来てくれたお弟子さんたちにお昼を用意しています。掃除が終わったら、
きれいになった控室で、みんなでお昼御飯です。
そして、クリスマスも近いので、ケーキとプレゼント交換も!
最近は核家族や単身世帯が増えて、大家族が減っているので、プレゼント交換もあまり行われなくなっているようです。こういうイベントができるのも、大人数の葉月流ならでは。これが人気No.1の一つの理由でしょうか??
新年、まずは厳粛な雰囲気の中で年始のあいさつ
「新年のあいさつ」は、宗家、家元(私)、門下生が勢ぞろいします。門下生のご家族も何名か参加されます。みなさん着物に着替え、厳粛な空気の元、一人ひとり、宗家に新年のご挨拶とお年賀のお渡しを行います。宗家からもお祝いの品を受け取ります。こういった雰囲気は、日常ではなかなか経験しにくくなりましたね。
みんなが揃ったら、宗家から、今年一年の流儀の活動や、伝統文化についての講話をいただきます。今年は、鏡餅の由来や、日本の伝統的な暦についてお話がありました。
宗家の講話のあとは、舞初めです。年末に磨かれてピカピカになった舞台に一人ずつ上がり、神様に挨拶をしてみんなが見守る中、踊ります。
舞初めが終わったら和やかに抹茶のふるまい
さて、新年らしく厳粛な雰囲気で進んできましたが、ここからは少し和やかに。宗家からのお抹茶のふるまいです。お菓子も出るので、会話も弾みます。日頃、総合行儀作法を習っているので、お抹茶のいただき方を披露する場でもあります。
中には、お子さんにやり方を教わりながらお抹茶をいただいている親御さんの姿も。私たちも、お稽古ではない場で、お弟子さんたちの成長をひときわ感じる瞬間です。
まとめ
葉月流では、年越しの準備も含めて、新年をどう迎えるか、新年の顔合わせの時間を、門下のみんなでどう過ごすかを大事にしています。新年のあいさつは、伝統文化を肌で感じ、舞台の神様へ感謝し、日ごろの踊りと作法の成果を発表し、讃えあう、葉月流にとって大切な行事なのです。
あなたも、和の習い事で、日本の伝統行事を身近に生活してみませんか?
葉月流では、日本舞踊と、総合行儀作法(抹茶・煎茶、華道、着付け、食事マナーなどを総合的に学びます)を通じて、豊かな心の和の実現を目指します。一度、体験にいらしてみてください。
体験レッスン概要
料金 | 3.000円 |
所要時間 | 45分~60分 |
持ち物 | 浴衣、着物をお持ちでしたらご持参ください |
レンタル | 浴衣一式レンタル料 1,000円 |
当日の流れ(目安) |
10分 カウンセリング
(教室のご案内、自己紹介、日本舞踊に興味を持ったきっかけなど)
30分 お稽古
(着付け(ご希望の方)、挨拶の仕方、基本動作、音に合わせて踊る、美しいしぐさポイントなど)
10分 感想
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