車いす舞踊プロジェクトがタウンニュースに取り上げられました

葉月流が総合監修、振付・指導で関わっている「車いす舞踊プロジェクト」が、伊勢原タウンニュースで取り上げられました。

伊勢原市中央公民館で4月14日に行われた練習会にお越しいただき、練習の様子やプロジェクトの趣旨を取材していただきました。

記事はこちらから読めます。
>葉月流宗家 車いす「だからこそ」 日本舞踊で自己表現を(タウンニュース:2024年4月19日)

 

「無理です」から「やります!」へ。日本舞踊を通じて成長できる

葉月流二代目家元の葉月雛丸です。
神奈川県伊勢原市で日本舞踊と総合行儀作法のお稽古場を開いています。

日本舞踊のお稽古を続けていると、踊りがうまくなるのはもちろん、お弟子さんの人間的な成長に立ち会えることがよくあります。

今日は、そんなエピソードをいくつかお話しします。

教わる側から教える側へ。子どもでも力になってくれる

特に成長がよく見られるのは子どもたちです。
子どもたちの多くは親御さんの言うままに、日本舞踊なんて何も知らないところからお稽古が始まりますが、どんどん覚えていきます。

例えばお稽古場のルールや立ち回り。

入るときは靴を揃える、挨拶をする、着付けをしたり、着物をたたむといったこと。


少し前に入った子どもが、覚えたルールを新しく入った子どもたちに教えている、という光栄はよく目にします。

発表会の本番でも、他の人が脱いで雑然と散らかっていた靴や草履を、きれいに揃えてくれた子がいました。普段稽古場で、みんなの靴と草履がきれいに並んでいるのを見て覚えていたんですね。

自分がそうだった経験を思い出すのか、新しい子に「何か不安なことはない?」と声までかけてくれる子もいます。

幼稚園のお手伝いで成長した小学校6年生

私はいくつかの幼稚園・保育園でも指導をしています。ある幼稚園に指導に行ったとき、当時、小学校6年生だった女の子のお弟子さんに、お手伝いで一緒に来てもらったことがありました。

園児の前で一緒に踊ってもらうお手伝いだったのですが、私は、せっかく幼稚園まで来たのだから、その子にも一度くらい先生らしい経験をしてほしいと思っていました。

お稽古も終わりに差しかかって、園児たちの集中力も切れてきました。思い思いに踊ったり騒がしくなってきたので、私はここだ、と思い、お手伝いの子に

「終わりの挨拶をするために、この子たちを正座で一列に並ばせられる?」

と尋ねました。その子は最初、「無理です」と緊張気味に答えましたが、やがて園児たちにこう声をかけてくれたのです。

「みんな、このまま走りまわっててもいいけどさ、ご挨拶しないと、日本舞踊の時間は終わりになりませんよ。お散歩も行かずに、おやつも食べられずに、ずーっと日本舞踊の時間になるけどいいの?」

このお姉さんのひと言で、園児たちは素直に一列に並んで、終わりのご挨拶ができました。
普段はクールな子で、このようなことを積極的にするタイプではないと思っていましたが、この幼稚園でのお手伝いを通じて、ひとつ成長できたようです。

諦めてもいい。何度でも挑戦すればいい

成長の瞬間を見られるのは子どもだけではありません。大人も同じです。

「松の緑」という曲をお稽古していたお弟子さんは、男性的な体の使い方が求められるこの踊りが苦手で、一度は、「もうできません」と諦めてしまいました。

しかし、その2年後、「松の緑をやります」と自らおっしゃいました。稽古の中でやはり思うように体を動かせない葛藤や、苦心は見られましたが、やり続けようという意思で、時間をかけてついに最後まで踊りきることができました。

「私にも、できました」

お弟子さんのほっとした表情を見て、途中でやめてもいい、諦めないで挑戦することが大事なんだ、と私も強く感じました。

日本舞踊のお稽古では、小さな成功体験をたくさん積み重ねていきます。

挨拶ができるようになった、扇子をきれいに持てた、新しい振りを覚えた、順番通り踊れるようになった…ひとつひとつは些細なことかもしれませんが、その過程で、少しずつレベルが上がっていきます。このお弟子さんも、2年の間に少しずつ成長され、心残りだったの「松の緑」に向き合う自信がついたのかもしれません。

日本舞踊は子どもも大人も成長できます。稽古の中での小さな成功体験や、お稽古場での人との関わり、舞台経験などいろんな経験を通じて、踊りの技術だけではなく、人間的にも成長できるんです。

体験レッスン受付中です

あなたも、和の習い事で、日本の伝統行事を身近に生活してみませんか?
葉月流では、日本舞踊と、総合行儀作法(抹茶・煎茶、華道、着付け、食事マナーなどを総合的に学びます)を通じて、豊かな心の和の実現を目指します。一度、体験にいらしてみてください。

体験レッスン概要

料金 3.000円
所要時間 45分~60分
持ち物 浴衣、着物をお持ちでしたらご持参ください
レンタル 浴衣一式レンタル料 1,000円
当日の流れ(目安)
10分 カウンセリング
(教室のご案内、自己紹介、日本舞踊に興味を持ったきっかけなど)
 
30分 お稽古
(着付け(ご希望の方)、挨拶の仕方、基本動作、音に合わせて踊る、美しいしぐさポイントなど)
 
10分 質疑応答・雑談タイム

体験申し込み・お問い合わせはこちら

車いす日本舞踊プロジェクトについて

葉月流二代目家元の葉月雛丸です。
神奈川県伊勢原市で日本舞踊と総合行儀作法のお稽古場を開いています。

今日は、いま取り組んでいるプロジェクトについてお話しします。

車いす舞踊プロジェクトとは

「車いす舞踊プロジェクト」とは、車いすの方に日本舞踊を体験してもらって、その指導の方法論をレポート教材にまとめるプロジェクトです。

これまで、医療施設や福祉施設で日本舞踊が楽しまれることはありましたが、車いすの方が自己表現の手段として日本舞踊を積極的に選ぶ、ということはほとんどなかったと思います。

このプロジェクトでは、NPO法人シェイクハートプロジェクト代表の白井さんに、実際に日本舞踊をお稽古してもらい発表を行うことで、車いすの方に「日本舞踊ができるんだ!」という選択肢を知ってもらうのと同時に、車いす舞踊指導の手引きを作ることで、日本舞踊講師が車いすの方への指導を積極的に行える基盤を作ることを目指しています。

講師を引き受けた経緯

きっかけは、プロジェクト発起人の梅澤さんに、日本舞踊指導者としてオファーをもらったことです。

単純に、「嬉しい!日本舞踊で誰かの役に立てる!」というのが最初の気持ちでした。

私はこれまで、車いすの方に日本舞踊を教えた経験はありません。「どのような稽古になるのだろう?」と想像がつかない気持ちもありました。

2023年の秋に、梅澤さんとシェイクハートプロジェクトの白井さんとオンラインで打ち合わせをしました。偶然ですが、白井さんは大学時代伊勢原によく通っていたことがわかり、嬉しいサプライズとなりました。そんな白井さんの第一印象は「頭の切れるビジネスマン」。プロジェクトにも的確に意見をくださいました。

その時感じたのは、プロジェクトに協力してくれる姿勢に嬉しい気持ち半分、もう半分は、果たして白井さんが日本舞踊に興味を持ってくれるのだろうか?という気持ちでした。

はじめての稽古

2024年3月10日、伊勢原で行った最初の稽古では、とにかく白井さん自身に楽しんでもらいたい、日本舞踊にハマってほしい!ということを考えて指導しました。

白井さんは思いのほか、日本舞踊を楽しんでくれ、しかも、お上手でした。特に扇子の使い方がうまく、この後の稽古でもめきめき上達していきます。車いすの人は、何かやりたいと思っても、 日本舞踊は選択肢にないでしょう。でも、やってみたら、意外と素質、才能がある人はけっこういるんじゃないかと思います。

しかし、白井さんの一番すごいところは、諦めないところです。

健常者でも、はじめて日本舞踊を踊ったら、うまくいかなくて落ち込んだり、すぐ疲れてしまう人もいます。でも白井さんは「これも訓練ですね」と笑顔で挑戦されました。この強さ、まじめさ、白井さんの性格はどうやって形成されたんだろう?と教えるこちらが考えさせられました。

車いす舞踊の技術的なことについて

少し、車いす舞踊の技術的なことについても紹介したいと思います。

白井さんは15歳の時、プールの事故が原因で車いすユーザーになりました。
下半身はもちろん動かせないのですが、上半身にも、動きのクセが見られました。

例えば、手首とひじの動きが硬く、直線的な動きになりがちでした。

最初はその動きが、白井さんの障がいと関係があるのかどうか、判断できませんでしたが、扇子を持った所作を練習すると、だんだん改善が見られるようになりました。扇子を使うことで意識が変わったのか、扇子を持つことで、手首とひじの力が自然と抜けるのか、はっきりとした理由はわかりません。

しかしここからわかったのは、「動かせないのか、いま動かないだけのか」ということは、外からは判断できず、やってみないとわからないということです。

障がいがあるなしに関わらず、その人に向き合って必要な指導をするのは同じだとわかりました。

一方で、車いすが日常の生活と、立って歩くのが日常の生活では使う筋肉や必要な柔軟性も異なります。もっとたくさんの方を指導する機会があれば、車いすの方に共通する身体的な特徴と、それに合った指導も、より明確になってくると思います。

車いす舞踊だからできる表現は間違いなくある!

最後に、「車いす舞踊だからできる表現は間違いなくある」ということをお話しします。

車いす「でもできる」から車いす「だからこそできる」舞踊を目指す、というのが、このプロジェクトの先にある理想です。車いす「でもできる」は、リハビリテーションや一過性の娯楽にはなりますが、「自己表現の手段」として選ばれることは難しいでしょう。

車いす「だからこそできる」舞踊になったとき、「車いす舞踊」は新しいジャンルとして確立すると思います。

今回の車いす舞踊には、車いすを静止させた状態での踊りだけではなく、移動も振りに入っています。車いすが振りの一環のイメージでスムーズに動いた時、白井さんが車いすに乗っていることを一瞬忘れ、まるできれいにすり足をしているように見えました。これを見たとき「車いす舞踊だからできる表現は間違いなくある」と確信しました。

「車いすでしかできない表現ができる」ということは、「足が不自由だから(仕方なく)車いすを使う」とは全く別のものです。そのような表現を追及していく基礎を築くのも、このプロジェクトの目的です。

これからの展望

プロジェクトは2024年4月27日(土)に成果報告会を行います。稽古の中で見えてきた車いす舞踊の魅力や可能性、課題について報告し、白井さんの車いす舞踊のお披露目も行います。興味がある方はぜひ、見にいらしてください。

体験レッスンの流れ

日本舞踊・総合行儀作法に興味がある!という方は、まず体験レッスンにお越しください。実際に体験し、気になることも講師にしっかり確認したうえで、始めるかどうか決めてくださいね。この記事では、「体験レッスンってどんなの?」「持ち物は?」など詳しく紹介します。

体験レッスンは45~60分ですが、日本舞踊や総合行儀作法について知っていただくため、内容は盛りだくさんです!
参加された方からは、

✅頭をたくさん使ったけど面白かった!
✅全く知らない状態で来たけど、思った以上に、ためになる話を聞けたし、『できた!』という実感が持てて、楽しかった!

という感想をいただくことが多いです!
また、ご不明点がある場合は、申し込み前でもお問い合わせいただけますので、お気軽にご連絡ください。

体験レッスン3つのポイント

1.着物持ってなくてOK、着付けできなくてOK
2.マンツーマンだからあなたのペースで体験できます
3.初めてでも「できた!」を実感できると評判です

体験レッスン概要

料金 3.000円
所要時間 45分~60分
持ち物 浴衣、着物をお持ちでしたらご持参ください
レンタル 浴衣一式レンタル料 1,000円
当日の流れ(目安)
10分 カウンセリング
(教室のご案内、自己紹介、日本舞踊に興味を持ったきっかけなど)
 
30分 お稽古
(着付け(ご希望の方)、挨拶の仕方、基本動作、音に合わせて踊る、美しいしぐさポイントなど)
 
10分 質疑応答・雑談タイム

体験申し込み・お問い合わせはこちらののフォームから

体験レッスンに来るまで

特にご準備は必要ありません。もし当日、講師に聞きたいことなどがあれば、事前にまとめておいてもらえればスムーズです。
浴衣や着物をお持ちの方はそれらをご準備ください。もし小物類で足りないものがあっても、お稽古場に予備がありますのでご安心ください(浴衣レンタルは1,000円)。

体験レッスンに来たら

お稽古場の説明と着付け

まずお稽古場の説明をいたします。30畳の稽古場と20畳の談話室があります。設備などについてご案内します。

*詳しくはこちらの記事も参考に「50畳の自慢の稽古場を紹介します!会話が弾む、自習もできる!

次に、お稽古用の浴衣(着物)に着替えます。葉月流では、講師が説明しながら、できるだけご自分で着付けていただきます。意外とみなさん一人で着られますので、着付けができたことに感動されます。

基本の所作・あいさつ

日本舞踊のお稽古の、最初と最後は正座でのあいさつです。正座の仕方、正座からの挨拶の仕方をお教えし、ここから体験スタートです!

正座でのあいさつに自信はありますか?きれいにあいさつするにはいくつかポイントがあるのですが、体験に来られる方は生活の中で正座をすることが少ないので、「正座できれいにあいさつできるようになる」というだけで、大変喜んでいただけます。

*葉月流では、日本舞踊と一緒に、着付けとあいさつ、さらに抹茶、煎茶、華道、食事マナーなど「総合行儀作法」を学びます。体験では着付けとあいさつで、その一端に触れられます。

*総合行儀作法について詳しくはこちら 日本舞踊・総合行儀作法部門

扇子の解説

日本舞踊と扇子は切っても切れない関係です。日本舞踊家は、あらゆるものを扇子で表現します。日本舞踊専用の「舞扇子」について、使い方などを紹介します。

基本の所作・踊りの所作

日本舞踊は日本古来の独特の体の使い方をします。着物の袖の使い方、袂の持ち方、手や指先のかたち、首の動かし方、すり足など、日本舞踊らしい基本動作を、講師がダイジェストで実演します。着物が好きな方は、これだけで着物での立ち居振る舞いのヒントにしていただけると思いますよ。

曲に合わせて実際に踊ります

短い曲で実際に踊ってみましょう。「扇子を使ってみたい!」「和傘を使ってみたい!」などリクエストがあれば、ぜひおっしゃってください。せっかくの体験の機会ですから、なるべくご期待に沿えるように踊りを選びます。もちろん講師にお任せでも大丈夫です。

体験が終わったら

体験が終わったら、講師との雑談タイムとなります。ご質問や気になること、なんでも聞いてください!
そして、なぜ日本舞踊や総合行儀作法に興味を持たれたのか、習ったらどういう風になりたいのか、なども聞かせていただけたらと思います。

葉月流ではお子様から会社員、パフォーマンスのプロまで、いろんな人がそれぞれの目的で通っています。もし通うようになったら、どのようにその目的にかなうお稽古ができるのか、ぜひ一緒に考えさせてください。

体験レッスン概要

料金 3.000円
所要時間 45分~60分
持ち物 浴衣、着物をお持ちでしたらご持参ください
レンタル 浴衣一式レンタル料 1,000円
当日の流れ(目安)
10分 カウンセリング
(教室のご案内、自己紹介、日本舞踊に興味を持ったきっかけなど)
 
30分 お稽古
(着付け(ご希望の方)、挨拶の仕方、基本動作、音に合わせて踊る、美しいしぐさポイントなど)
 
10分 質疑応答・雑談タイム

体験申し込み・お問い合わせはこちらののフォームから

春の入会金無料キャンペーン&無料体験会を行います!

葉月流 日本舞踊 総合行儀作法 無料体験会

4/20(土)、5/4(土)10:00~11:00
*お時間に余裕をもってお越しください。

>申込はこちら

無料説明&体験会の三大特典!

①日本舞踊・総合行儀作法の体験レッスン 通常3.000円→無料
②お抹茶とお菓子のふるまいがあります(抹茶が飲めない方は煎茶)
③ぬりえプレゼント(1,000円)

さらに、入会金 通常10,000円が0円
(2024年3月20日~4月30日申し込みまで)

場所:葉月流 伊勢原稽古場
JR伊勢原駅 徒歩約8分/駐車スペース有
〒259-1131 神奈川県伊勢原市伊勢原3-16-7

・教室のご案内、自己紹介(10分)
・お稽古体験(挨拶の仕方、基本動作、日本舞踊)(30分)
・お抹茶・お菓子のふるまい(お茶の作法)
・質疑応答・雑談タイム(20分)

持ち物
手ぶらでOK!
着物・浴衣がある方はお持ちください(着付け希望は30分前)

>申込はこちら

日本舞踊とは?

日本舞踊は江戸時代、歌舞伎から「舞踊」が分かれる形で、独立した芸能です。日本舞踊から役柄の心情などを考えて踊ることで想像力、形から表現力を養い、日常生活のコミュニケーションやプレゼン能力を高めます。

総合行儀作法とは?

日本の挨拶や行事・着物の着方・帯の締め方・煎茶・抹茶・生け花・食事のマナーなどを総合的に学びます。人に好感を与える、人に迷惑をかけない、人を尊敬する。行儀作法の三原則を学ぶことで、心身共に美しく「豊かな心の和」を育みます。

講師プロフィール

葉月香寿凰(かずおう)

幼少より日本舞踊・華道・茶道・三味線を習得。平成11年5月に葉月流を地元伊勢原で創流。幼稚園から老人ホーム、福祉団体、劇団指導、海外での交流など、様々な分野で活躍。
伊勢原市民文化祭、道灌祭り、老人ホーム慰問など、30年以上にわたり毎年参加。
・伊勢原市文化功労者賞 受賞
・伊勢原市文化団体連盟 理事
・伊勢原市日本舞踊の会 会長)

葉月雛丸

葉月流宗家家元である香寿凰(かずおう)の娘として生まれ、1歳4ヶ月で初舞台を踏む。伊勢原、埼玉の複数の幼稚園で日本舞踊・総合行儀作法を指導。歌手のバックダンサー、ホテルなどのショーなどにも出演し、大ホールの他、老人ホーム、病院、神社・寺院、国際交流、アメリカJapaneseフェスティバルにも参加。FM湘南ナパサ「おしゃべりマンデー」アシスタントパーソナリティ。)

>申込はこちら