着物初心者さん大歓迎!着物の揃え方、着付け、こうすれば大丈夫です

葉月流二代目家元の葉月雛丸です。
神奈川県伊勢原市で日本舞踊と総合行儀作法のお稽古場を開いています。

今日は日本舞踊と切っても切れない、「着物」の揃え方についてお話しします。

✅着物って、やっぱり高いのかな?
✅着付けは習わないと覚えられない?
✅親からもらった着物、着られる?
✅家にある着物、広げたら畳めなくて困ったんだよね…

こんな疑問やお困りごとがありませんか?
日本舞踊に興味がある着物初心者さん向けに、着物の基礎知識、日本舞踊を始めるのに必要なものを解説します。

葉月流では知識ゼロ、手ぶらで来てもらってなんの問題もありません!

まずお伝えしますと、最初は、知識ゼロ、手ぶらで来てもらってなんの問題もありません!最初はレンタルもできますし、必要なものをお手頃に手に入れる方法をお教えします。

葉月流で日本舞踊を習っている人は、最初はほとんど着物初心者さんでした。でも、今はみなさん自分で着物も着られますし、お出かけも楽しまれています。

最初は、何を質問していいかもわからないと思います。必要なことをしっかり伝えますので、ご安心ください。

まずは予算、いくら必要なの?

結論から言うと、2万円くらいあれば必要なものが一通り揃えられます。
具体的に必要なものは以下の通り。

①浴衣
②半幅帯
③腰ひも2本
⑤ステテコ
⑥肌襦袢とあずまスカート
⑦伊達締め
⑦白の綿足袋
⑧草履

①~③までは、セットで販売されていることが多く、1万円前後で購入できます。

④ステテコは、踊り専用のものもありますし、ユニクロなどで購入できる白のステテコでもかまいません。価格は1,000~3,000円ていど。

⑤の肌襦袢とあずまスカートは下着に相当するものです。肌襦袢はシャツのようなもの、あずまスカートは裾除けとも言います。スカート状のもので、浴衣(着物)の下に履きます。それぞれ、3,000円くらいで購入できます。

⑥伊達締めは、着物の衿合わせがずれないように使うバンドのようなものです。これは1,000円くらいです。

⑦足袋は白を使います。昔から神職と芸能人は白と決まっているようです。また、綿素材を選ぶのは、日本舞踊は板の間(正式には所作台といいます)で踊るので、綿が滑りにくくて踊りやすいからです。

また、もし選べるなら「五枚こはぜ」を選んでください。こはぜとは、足袋が脱げないように止める小さな金具のことです。「四枚こはぜ」が多いのですが、「五枚こはぜ」の方が、足がきれいに見える効果があります。足袋も1,000円程度で購入できます。

⑧お稽古場の行き帰りを浴衣や着物でする場合は草履が必要です。安いものだと2,000円、ちょっといいものだと15,000円くらいです。

なにも持っていないのでしたら、以上7点、2万円くらいの予算を見ておいて下さい。
ネットで買う人も多いですし、どうしても買い方がわからなければ、先生が代わりに買ってくることもあります。

着物関係のものがあったらとりあえず持ってきてみてください

先ほどの説明は、全部ゼロから揃えた場合のこと。中には、ご家族・親戚や知り合いから着物をもらった、という方もいると思います。
その場合は、着物関係のものを、とりあえず一度、持ってきて下さい。足りないものが何なのか、すぐに教えて差し上げられます。

サイズが合わない着物も一度持ってきて!

また、サイズが合わない着物も、持ってきてもらえればサイズを直せるかどうか確認できます。
着物は仕立てるときに、あとからサイズを直せるように、余った生地を、着物の内側に縫いこんでいる場合があります。サイズが小さい場合は、この余った生地を外に出してサイズアップができるのです。逆に、大きすぎる場合も、サイズダウンできます。この「仕立て直し」することで、あきらめていた着物を着られることがあります。

着付け、着物の畳み方、手入れの仕方なども覚えられます

「着物を着るには着付け教室に通わないといけない」というのが半ば常識のようになってますが、葉月流で日本舞踊を習えば、着付けも自然と覚えられます。幼稚園の子どもたちも自分で着物を着たり、お友達の着付けを手伝ったり、一人で着物を畳んだりしています。ほんの数十年前にはすべての日本人が日常的にやってきたことなのですから、すぐに覚えられますよ。

まとめ

着物の揃え方について解説しました。必要なものは以下の通り。すべて新品で揃えるなら、2万円程度の予算を見ておいてください。

①浴衣
②半幅帯
③腰ひも2本
⑤ステテコ
⑥肌襦袢とあずまスカート
⑦伊達締め
⑦白の綿足袋
⑧草履

葉月流で習っている人は着物初心者さんも多いです。知識ゼロで大丈夫、買い方から着付けの仕方まで、丁寧に教えますので、ご安心ください!また、すでにご家庭にある着物、いただきものの着物なども、お持ちいただければ、足りないものや、お直しの仕方もお教えします。

体験レッスンでお気軽にご相談下さい!

体験レッスン概要

料金 3.000円
所要時間 45分~60分
持ち物 浴衣、着物をお持ちでしたらご持参ください
レンタル 浴衣一式レンタル料 1,000円
当日の流れ(目安)
10分 カウンセリング
(教室のご案内、自己紹介、日本舞踊に興味を持ったきっかけなど)
 
30分 お稽古
(着付け(ご希望の方)、挨拶の仕方、基本動作、音に合わせて踊る、美しいしぐさポイントなど)
 
10分 感想
(本日の感想、教室に関する気になることなんでも聞いて下さい)

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日本舞踊を仕事へ生かしたい芸能関係の方へ。プロ向けの指導を解説します

葉月流二代目家元の葉月雛丸です。
神奈川県伊勢原市で日本舞踊と総合行儀作法のお稽古場を開いています。

この記事では、日本舞踊を仕事へ生かしたい芸能関係の方へ、プロ向けの指導の要点を解説します。

日本舞踊の指導は、一般の方だけでなく、プロの芸能人の方にも行っています。これまでの実績としては、役者さんや、歌手、演芸の方、芸者さんなどです。
日本舞踊はすべての所作、しぐさが美しく見えるように作られています。ですから、専門とする分野がお芝居であろうと、歌であろうと、日本舞踊を習うことで体の使い方、人への見せ方の基礎を築くことができます。

ぜひ日本舞踊をどう生かしたいのか、を教えて下さい

趣味として日本舞踊を習いたい、という方と違い、プロの方は、自分の仕事に生かしたいという具体的な目的・目標がありますので、それに沿う形で指導の計画を立てています。いくつか事例をもとに解説します。

大衆演劇の役者さん

大衆演劇の役者さんがお稽古に来られた時は、古典作品にじっくり取り組み、基礎を覚えていただく稽古をしました。

大衆演劇にはお芝居と踊りがあります。一座の稽古で踊りもあるのですが、古典作品にきちんと向き合う機会がこれまでなかったということで、喜んでいただきました。

この方に限らず、俳優さん・女優さんで日本舞踊を習われる方は実はけっこういらっしゃいます。体の使い方の基本になりますし、時代劇を目指される方は着物の着付け、所作を身に着けられるのでなおさらです。

歌手の方

歌手の方が来られた時は、ステージで歌いながらきれいに動けるようになりたい、というのがご要望でしたので、振付も含めて実践的な指導を行いました。
歌手の方が歌いながら、雰囲気に合った自然な動きやしぐさをされるのは素敵ですよね。しかし、自分で効果的な振りを作るのは、苦手な人は苦手なものです。お着物で歌われることもあるとのことでしたので、歌に合わせた振りを作り、お稽古しました。葉月流の日本舞踊は古典作品でお稽古するのが基本ですが、希望があればこの方のように、現代の曲にも対応しています。

太神楽曲芸師の方

演芸場などでご活躍中のある太神楽曲芸師さんは、前から日本舞踊に興味があり、太神楽の仕事の役にも立てたい、とのご希望で、葉月流で日本舞踊のお稽古をされています。太神楽は和傘やマスなどの道具を使った曲芸です。太神楽の世界では、日本舞踊を習ったほうが良い、とされていて、実際に思った以上に役立っている、とのこと。例えば、日本舞踊では、和傘を閉じる動作は、傘の内側が見えないように閉じるのが基本です。これまではそこまで意識ができていなかったが、日本舞踊を習うことで、意識できるようになった、ということです。

まとめ

踊りはすべてのしぐさが美しく見えるように作られています。ですから、専門とする分野がお芝居であろうと、歌であろうと、なんであろうと、日本舞踊を習うことで所作がきれいになります。体の使い方、人への見せ方の基礎、ベースになるからです。
プロの方で、自分のパフォーマンスを高めたい、とお考えの方は、体の使い方のベースを磨くという意味で、日本舞踊をおすすめします。目的・目標に合わせて基本から実践まで、お稽古を組み立てることができますので、興味がある方は一度お問い合わせください。

体験レッスン概要

料金 3.000円
所要時間 45分~60分
持ち物 浴衣、着物をお持ちでしたらご持参ください
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(教室のご案内、自己紹介、日本舞踊に興味を持ったきっかけなど)
 
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(着付け(ご希望の方)、挨拶の仕方、基本動作、音に合わせて踊る、美しいしぐさポイントなど)
 
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大人も必死?でも舞台が終わると自己肯定感が上がる!踊りの発表会3つの魅力

葉月流二代目家元の葉月雛丸です。
神奈川県伊勢原市で日本舞踊と総合行儀作法のお稽古場を開いています。

今日は、踊りの発表会の魅力について解説します。
ダンスや楽器の習い事に発表会はつきもの。葉月流も毎年発表会があり、日頃の成果を披露します。毎年行うのが夏に行う浴衣会です。その名の通り夏らしく、浴衣で踊ります。
それ以外にも数年に一度、本格的なお衣裳で出演できる舞台もあります。

さて、「発表会」と聞いて、どんなことを想像するでしょうか。恥ずかしい?大変そう?…?お弟子さんも本番前にはそう感じて緊張する方もいるのですが、終わってみると、もうやりたくない、という人は一人もいません。発表会は、踊り以外にもたくさんのことが学べる魅力的な場なんです。お子様を通わせようと考えている親御様、発表会は、お子様の貴重な成長機会ともなりますので、是非お読みください。

物事に取り組む姿勢や段取りを学ぶ

発表会があるということは、お稽古の目標ができるということです。
本番に間に合うように、限られたお稽古にどう取り組むのか。お稽古も、すべて出席できないかもしれません。仕事が忙しかったり、家庭の事情でお休みしてしまったりする時もあります。そこで気持ちが焦ったり、緊張するのは、見に来る人に良い踊りを見せたいという、うまくなりたい証拠です。それでも段取りを組んで、できる準備をし、今の自分の精一杯を見ていただくという姿勢へ徐々に変化していきます。

また、発表会直前は、当日忘れ物をして慌てることがないように、持ち物を整える、当日にも、いつ衣裳に着替えて、進行を見ながらいつ舞台袖に待機して…など、段取りの大切さを学べます。

支えてくれている人への感謝を知る

発表会は出演者一人が頑張ればよいものではありません。会場の設営をする人、プログラムなど資料を作る人、司会進行をする人、お弁当を手配する人、会によっては、衣裳やかつらやさん大道具や小道具さん…。普段一人でお稽古しているだけでは気づかない、たくさんの人の協力で舞台が成り立っていることを知ると、おのずと感謝の気持ちが生まれます。

舞台を経験すると自己肯定感が上がります

人前で踊りを見せるのは、大人でも緊張するものです(むしろ子どもの方が、あまり人に良く見せようという意識が少なく、緊張しないくらいです)。

どれだけ稽古してきても、本番中に振りを間違えることもあります。むしろ、誰もが通る道です。そんな時は引きずってしまうとまた間違いを重ねてしまうので、なんとか気持ちを切り替えて、踊り続けます。たった数分の舞台でも、そういったトラブルも乗り越え、一生懸命踊り切って拍手を浴びると、その達成感は、とてもとても大きなものです。特に、初舞台を終えた人は、発表会の前と後とで顔つきが変わるほど、自分に自信がついて自己肯定感があがっているのがわかります。お稽古だけでは味わえない、日本舞踊の楽しさを実感する瞬間です。

まとめ

発表会は日頃の稽古の成果を披露する場であるとともに、踊り以外にもいろいろなことを学べる機会でもあります。発表会という目標をもって、お稽古の段取りを組み準備することを学びます。また、発表会は一人ではできません。みんなの協力で作り上げる発表会で、自分の舞台を支えてくれる人への感謝を知ることができます。また、踊り切った達成感は大きな自信につながります。日本舞踊を習うからには、発表会を一つの目標に、そして楽しみにお稽古してみてください。

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料金 3.000円
所要時間 45分~60分
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子どもとの向き合い方「踊りは先生、人としては対等」。尊重することが成長にもつながります

葉月流二代目家元の葉月雛丸です。
神奈川県伊勢原市で日本舞踊と総合行儀作法のお稽古場を開いています。

葉月流には子どもから大人まで幅広い年代の方がお稽古に通っています。
その中でも、お子様の指導には、特にご好評をいただいていると感じます。実際に、お稽古場だけではなく、市内、埼玉県の複数の幼稚園でも、授業やワークショップも定期的にさせていただいています。

この記事では、子ども指導において私たちが大切にしていることを紹介いたします。

踊りは先生、人としては対等

まず、子供たちを尊重することがとても大切です。
親御様はよくご存じだと思いますが、子どもは、相手の言葉に出ない態度や姿勢を、大人以上に敏感に感じ取ります。

「子どもだな」という上から目線はすぐに見破られてしまいます。そうすると信頼関係は築けません。

日本舞踊と総合行儀作法は私が先生ですから、甘やかさず、きっちり教えます。でも、それ以外のことは、年上だろうが、年下だろうが、対等な人として尊重します。

間違っても叱らず、質問は何度してもいい

私は、子どもたちにとっての稽古場を、安心安全な場所にしたいと思っています。
だから、指導では間違えても基本、叱ることはしませんし、先生への質問は、何を何回聞いてもいいことにしています。そうすることで、子どもたちはリラックスし、集中してお稽古に臨むことができ、結果、上達も早くなります。

親御様と課題を共有します

葉月流では、年に1回か2回は必ず、親御様とゆっくりお話しする時間を設けています。
私たちから親御様へ、日頃のお子様のがんばりをお伝えするだけでなく、親御様と、お子様の課題を共有することもあります。課題を共有することで、お稽古場でも一緒に子どもをサポートできるからです。

例えば、親御様から「いつも気が散ってしまう」というお子様の課題を共有していただいたときは、私たちも意識して、気が散りそうになったときは「一つずつやろうね」と目の前のことに集中できるようさりげなくサポートできます。

まとめ

子どもも一人の人。踊りは先生、人としては対等に接し、子どもたちとの信頼関係をつくります。お稽古場は安心安全な場所。間違っても叱らず、質問は何度してもいい決まりで、リラックスしてお稽古に集中できます。親御様ともお話しする時間を設け、お稽古の中でお子様の成長をサポートできるよう、時には課題を共有することもあります。これらが、私たちがお子様への指導で大切にしていることです。

体験レッスン概要

料金 3.000円
所要時間 45分~60分
持ち物 浴衣、着物をお持ちでしたらご持参ください
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(教室のご案内、自己紹介、日本舞踊に興味を持ったきっかけなど)
 
30分 お稽古
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10分 感想
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保育園・幼稚園児に日本舞踊・総合行儀作法を教えるということ

葉月流二代目家元の葉月雛丸です。
神奈川県伊勢原市で日本舞踊と総合行儀作法のお稽古場を開いています。

*総合行儀作法…一般的な行儀作法に加え、食事マナー、抹茶、煎茶、生け花などを総合的に学びます。

お稽古場以外にも、伊勢原と埼玉の保育園・幼稚園で、日本舞踊と総合行儀作法を教えています。

幼稚園はお稽古場と違い、大人数への指導となることも多く、個人稽古と違う大変さもあるのですが、一方で、複数人だからこそできる教え合い・学び合いの効果もあります。
今日はそんな幼稚園でのお稽古の様子をご紹介します。

葉月流は、25年前から幼稚園での指導を始め、2023年10月現在、指導に伺っている保育園・幼稚園は4校あります(伊勢原で1校、埼玉で3校(川口市2校、狭山市1校))。
授業も、放課後のカルチャースクールのようなものから、総合行儀作法の授業、日本舞踊の授業と、園の提供したい教育目標に合わせて組み立てています。

園児指導のメリットとデメリット

 

お稽古場と幼稚園での指導の違いは、何といっても、人数です。お稽古場は、基本、マンツーマンで指導します。幼稚園は、多いところだと20人以上を一度に指導しなければなりません。

マンツーマンなら、その子人と向き合って、丁寧にペースに合わせて指導ができますが、大人数となるとそうはいきません。どうしても目が行き届かなかったり、ペースが遅れる子も出てきます。
しかしそんな子を取り残さないためには、逆に大人数を逆手に取ることで解決します。教え合い・学び合いです。集団だからこそ、お互いに見合って、教え合いができます。

小さい子供はまねっこが上手。そして繰り返しすることで身につきます。毎日私が指導に伺えるわけではありませんので、楽しくまねっこして、教え合いまでを楽しんでできることが行儀作法習得の近道なのです。

幼稚園ならではのひそかな楽しみ

私には、幼稚園指導ならではのひそかな楽しみもあります。
日本舞踊や作法の授業が終わっても、そのことが園の中でちょっとした話題になったり、帰りのバスの運転手さんに「お箸の持ち方知ってる?」と話しかけたりする子どもたちがいるんです。

保護者の方からも「作法の授業の後に、子どもが洗濯ものを畳んでくれた」なんていう嬉しいフィードバックを頂いたこともありました。楽しく学んでくれたからこそ、教え合い・学び合いは、授業時間、児童間にとどまらず、園全体やご家庭まで広がっていくようです。

幼稚園指導で大切なこと

お稽古場には、本人か、その親御さんが、日本舞踊や総合行儀作法に興味を持った状態で来られます。ですので、お稽古をすること自体に抵抗を示す子どもは多くはありません。

しかし、幼稚園では、先生たちがやる気でも、子どもたちはそうとは限りません。その子供たちに、まず受け入れてもらうことが重要です。

なにより大切なのは、常に笑顔で接すること、指導は、子どもたちが見慣れない着物で伺いますので、なおさら、この人はどんな人だろう?と関心を持って見られます。そこで、、やさしい雰囲気を作り、指導中も怒られたりしないんだ、と安心してもらうことが私の最初の仕事です。

総合行儀作法はすぐには身につきませんが、そうやって子どもたちとも信頼関係を築いていけば、何回目かの授業では、ちゃんと正座をして待ってくれていたり、挨拶もどんどんできるようになっていたりと、嬉しい成長が見られるのです。

総合行儀作法は一生の宝物

日本舞踊や総合行儀作法を通じて身につく行儀作法や所作は、覚えなければならないルールではなく、相手への敬意を表すコミュニケーションの手段です。

いまは、親世代でも行儀作法がわからない、子どもに教えたいけどわからない、という人が増えています。そういった時代だからこそ、きちんとした行儀作法や所作を身につけていれば、一目置かれますし、体で覚えるものなので、子どものときに習えば、忘れることはありません。
日本舞踊や総合行儀作法の授業は、子どもたちにとって一生の宝物をプレゼントすることなのです。

大人になってもずっとお子様の役に立つ、表現や感受性、行儀作法をプレゼントしてあげたいとお考えでしたら、一度、お稽古の見学・体験にいらしてください。

教育機関の方もお気軽にお問い合わせください。

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所要時間 45分~60分
持ち物 浴衣、着物をお持ちでしたらご持参ください
レンタル 浴衣一式レンタル料 1,000円
当日の流れ(目安)
10分 カウンセリング
(教室のご案内、自己紹介、日本舞踊に興味を持ったきっかけなど)
 
30分 お稽古
(着付け(ご希望の方)、挨拶の仕方、基本動作、音に合わせて踊る、美しいしぐさポイントなど)
 
10分 感想
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