大人も必死?でも舞台が終わると自己肯定感が上がる!踊りの発表会3つの魅力

葉月流二代目家元の葉月雛丸です。
神奈川県伊勢原市で日本舞踊と総合行儀作法のお稽古場を開いています。

今日は、踊りの発表会の魅力について解説します。
ダンスや楽器の習い事に発表会はつきもの。葉月流も毎年発表会があり、日頃の成果を披露します。毎年行うのが夏に行う浴衣会です。その名の通り夏らしく、浴衣で踊ります。
それ以外にも数年に一度、本格的なお衣裳で出演できる舞台もあります。

さて、「発表会」と聞いて、どんなことを想像するでしょうか。恥ずかしい?大変そう?…?お弟子さんも本番前にはそう感じて緊張する方もいるのですが、終わってみると、もうやりたくない、という人は一人もいません。発表会は、踊り以外にもたくさんのことが学べる魅力的な場なんです。お子様を通わせようと考えている親御様、発表会は、お子様の貴重な成長機会ともなりますので、是非お読みください。

物事に取り組む姿勢や段取りを学ぶ

発表会があるということは、お稽古の目標ができるということです。
本番に間に合うように、限られたお稽古にどう取り組むのか。お稽古も、すべて出席できないかもしれません。仕事が忙しかったり、家庭の事情でお休みしてしまったりする時もあります。そこで気持ちが焦ったり、緊張するのは、見に来る人に良い踊りを見せたいという、うまくなりたい証拠です。それでも段取りを組んで、できる準備をし、今の自分の精一杯を見ていただくという姿勢へ徐々に変化していきます。

また、発表会直前は、当日忘れ物をして慌てることがないように、持ち物を整える、当日にも、いつ衣裳に着替えて、進行を見ながらいつ舞台袖に待機して…など、段取りの大切さを学べます。

支えてくれている人への感謝を知る

発表会は出演者一人が頑張ればよいものではありません。会場の設営をする人、プログラムなど資料を作る人、司会進行をする人、お弁当を手配する人、会によっては、衣裳やかつらやさん大道具や小道具さん…。普段一人でお稽古しているだけでは気づかない、たくさんの人の協力で舞台が成り立っていることを知ると、おのずと感謝の気持ちが生まれます。

舞台を経験すると自己肯定感が上がります

人前で踊りを見せるのは、大人でも緊張するものです(むしろ子どもの方が、あまり人に良く見せようという意識が少なく、緊張しないくらいです)。

どれだけ稽古してきても、本番中に振りを間違えることもあります。むしろ、誰もが通る道です。そんな時は引きずってしまうとまた間違いを重ねてしまうので、なんとか気持ちを切り替えて、踊り続けます。たった数分の舞台でも、そういったトラブルも乗り越え、一生懸命踊り切って拍手を浴びると、その達成感は、とてもとても大きなものです。特に、初舞台を終えた人は、発表会の前と後とで顔つきが変わるほど、自分に自信がついて自己肯定感があがっているのがわかります。お稽古だけでは味わえない、日本舞踊の楽しさを実感する瞬間です。

まとめ

発表会は日頃の稽古の成果を披露する場であるとともに、踊り以外にもいろいろなことを学べる機会でもあります。発表会という目標をもって、お稽古の段取りを組み準備することを学びます。また、発表会は一人ではできません。みんなの協力で作り上げる発表会で、自分の舞台を支えてくれる人への感謝を知ることができます。また、踊り切った達成感は大きな自信につながります。日本舞踊を習うからには、発表会を一つの目標に、そして楽しみにお稽古してみてください。

体験レッスン概要

料金 3.000円
所要時間 45分~60分
持ち物 浴衣、着物をお持ちでしたらご持参ください
レンタル 浴衣一式レンタル料 1,000円
当日の流れ(目安)
10分 カウンセリング
(教室のご案内、自己紹介、日本舞踊に興味を持ったきっかけなど)
 
30分 お稽古
(着付け(ご希望の方)、挨拶の仕方、基本動作、音に合わせて踊る、美しいしぐさポイントなど)
 
10分 感想
(本日の感想、教室に関する気になることなんでも聞いて下さい)

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